《閲覧注意!!》死をめぐるコレクションを読んでみた!

 
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兵庫県の片田舎に住む20代男性。博物系のアンティークや昔の博物図鑑、古いラムネ瓶やサメの歯の化石が好き。どうぞ末永くよろしくお願いします。
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すごい奇怪な雰囲気の漂う本の紹介です!

元々は英語版の本で、図鑑のように写真がふんだんに使われています。

原著名は「MORBID CURIOSITIES」

もちろん、日本語に訳されたバージョンを読みました。

タイトルは「死をめぐるコレクション」

副題は「病的な蒐集家が紡ぐ奇怪な世界」です。

タイトルにも書いたようにここからは、著者がある程度厳選しましたが・・・

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気持ち悪く感じる方がおられるかもしれないので、閲覧の方は自己責任でお願いします。

内容

内容は、ずばりヴンダーカンマー的なコレクションについてです。

コレクターの中でもおそらくアメリカ中でありとあらゆる「奇怪」なものを集めている人たちが主役です。

彼らのコレクションが、コレクターの姿とともに、

とっておきの場所を映した写真が見開きで紹介されています。

なぜ人はコレクションするのか?

ある種の人々がなぜコレクションせずにいられないと感じるのか、多くの説がある。私たちの祖先が木の実を集めていた姿を無意識に演じなおしているというユングの確信から、あらゆる収集行為はトイレ・トレーニングの間に味わったままの葛藤から生まれるというフロイトの学説まで、千差万別だ。

死をめぐるコレクション「はじめに」

本の始まりの冒頭の一文である。

この本ではあらゆる珍奇なコレクションがテーマだと言っても、

その根源は「なぜこれほどまでに人は物を集めてしまうのか」という一文に集約できるかもしれない。

また、次のようにも書かれている

だが、コレクションの本当のオリジナリティは、それぞれのコレクターが集めるものとその理由にあるとも考えている。

死をめぐるコレクション「はじめに」

子供のころ、著者の友達や家の近くの知り合いにも、

男女問わずコレクションをしている人が決まっていた。

そのひとに、なぜこれを置いているの(集めているの)?と尋ねると、

「記念だから」という答えが返ってきたことが思い浮かんだ。

しかし、そのような他愛もない返答の中にも、自分の収集の方針に合わないものは

コレクションから丁寧にのぞかれているのを知っていた。

つまり、コレクターはみな、自分の求めている色形、質感やものの来歴まで、

自分がきめた方針でなければ、ものはコレクション入りを拒まれることとなる。

なぜコレクターは「珍奇なもの」を集めるのか

一部のコレクターは、そういった死にまつわる猟奇的なアイテムを身近に置くことで、自分の運命、つまり実際には自分でコントロールできない何かを、支配下に置くことができると無意識的に感じている。

死をめぐるコレクション「はじめに」

その「一部のコレクター」が本書の主役である。

彼らは、自分の身近に死にまつわるコレクションを置き、

いわば、不死身の宗教の教祖になろうとしているのかもしれない。

著者もそうだが、日本人でも、一部の人は、

シャレコウベをあっしらったデザインの服飾があったりするが、

そのようなものは、死を身近に感じ、コントロールさえしたいという衝動の象徴かもしれない。

猟奇的なコレクターの正体とは

本書に登場するコレクターたちすべてに共通するのは、歴史への情熱だ。幸運の力を借りてコレクションを見学する機会を手に入れ、コレクションのどれかについてコレクターに由来を尋ねてみて欲しい。「知るは楽しみなり」。本書で取り上げた人々は、単なるコレクターではない。街の考古学者であり、歴史家であり、進化し拡大し続けるそれぞれのコレクションの究極のキュレーターだ。

死をめぐるコレクション「はじめに」

コレクターの求めるアイテムのコンセプトも人それぞれなら、求めるモチベーションもそれぞれである。

しかし、共通するのは、彼ら熱心な猟奇的コレクターが単なる蒐集家の域に決してとどまらず、

「歴史家」であり、「考古学者」であると編集者のポールはいう。

コレクションするときの注意点

コレクションをする時の注意点をいかにまとめてみた。

参考にしてほしい。

  • 自分のコレクションに自負をもつこと。
  • コレクションに責任を持ち、安易に捨てるようなことがないようにしよう。
  • ネットを通して商品としてコレクションを買うときは、必ず、丁寧で慎重なやり取りを心がけましょう。
  • とくに、オークションサイトで買うときは、写真について分からない情報があったらできる限り尋ねるようにしよう。
  • 人の大切なコレクションを譲り受ける時は、礼節を重んじ、大切に扱うこと。
  • 自分の死後や興味のなくなったときには、コレクションを博物館などに寄贈することをつねに念頭に置いておこう
  • コレクションはつねに自分だけのものではない。同学の仲間のものでもあるし、人類共有の財産でもある。

とくに大切なことを書き出してみた。

とくに最後の、「コレクションは共有の財産である」ことは、一番大切なので、コレクター精神に焼き付けておこう!

本書の読者たりえる者

本書の読者にふさわしい人は、以下のように本書では書かれて、

「はじめに」が結ばれています。

また、本書の登場人物に同じ血を感じ読者もいるかもしれない。彼らを同類と見なし、同じ「秘密結社」の一員として、他の人々には背筋も凍る悪夢のもととなるようなアイテムに囲まれても、心地よく感じる人たちだ。本書の18名のコレクターの世界に足を踏み入れると、たちまちきわめて特別な場所への立ち入りが許されたことがわかるだろう。

死をめぐるコレクション「はじめに」

紹介される熱狂的なコレクターと同じ「秘密結社」でもあり、「歴史学者」として、

身の毛もよだつコレクションと肩身はなさずいてもまったく平気な方は、その素質があるでしょう。

本書の選ばれし読者になりえることでしょう。

まとめ

この本の読者になった「あなた」は18名の熱狂的で、猟奇的なコレクターの洗礼を受けることになるでしょう。

しかし、選ばれし人なら、それも居心地良く感じるはず。

さあ、あなたはどちらでしょうか?

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本書には、日本では所持の禁止されているものも登場しますので、そのあたりに配慮と自制心のある方のみ閲覧を歓迎します。

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